射出成形オペレーターの知識蔵

射出成形オペレーターの知識蔵>パージの悩み
 パージとは、射出成型機の加熱筒内にある融解樹脂を排出する作業をパージといいます。
 パージ作業を行うことで、色替えや材料替え(主原料の変更)の際に内部の樹脂を入れ替える。スクリューやノズル内部に貼り付いたヤケゴミ(劣化樹脂)を洗浄することで製品品質を高めます。
 パージ作業では作業時間がかかるだけでなく、多量の高価な材料のロスが発生します。また、不十分なパージ作業によりその後の製品品質の低下につながることもあるため、重要な作業です。

パージの悩みカテゴリ

  • パージの目的と効果
  • パージ目的と方法

     パージ作業により古い材料を排出して加熱筒内部の材料の入替や、加熱筒内部を洗浄して古い材料の混入。熱劣化により変質して内部に貼り付いたヤケゴミを除去します。

  • パージ作業における状況確認
  • パージ作業における状況確認

     材料や射出成形機の状況により、材料や顔料の付着状況が大きく変わります。作業前後の状況を確認することで、作業に伴う影響を予測することで効率的かつ効果的にパージ作業を行うことが出来ます。
  • ・パージ材の使用

     前材料の色や原料。ヤケゴミを強力洗浄する時に用いる材料を樹脂洗浄剤(パージ材)といいます。
  • ・スクリューの分解洗浄

     パージ作業やパージ材を用いても除去できなくなった加熱筒は、スクリューやノズルを分解して洗浄を行います。

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